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過去記事置き場

生活を情報化するということ

昔テレビか何かで、家庭で出来る節約というのに、冷蔵庫の冷気をなるべく逃がさないようにする、と云うのが在った。
電気を節約出来るのは立派なことと思うが、果たしてそれがどのくらい効果のあるものなのか少々疑問だし、何もそこまでしなくても良いのではないかとも考えて、結局実行しない。
冷蔵庫の冷気以外にも不必要な電気を点けてしまうとか、そういった無駄は家庭内にそこら中にあると思う。
そして情報産業の端くれとして思うのだが、そういった情報を視覚化出来れば冷蔵庫の無駄な開閉や、電気の使用を防げるのではないかと考える。


しかしながらそれらを正確に情報化するためには、家庭内のデータをどうにかして収集しないといけない。
おそらくそれは僕の範囲外のように思えるので、何とかしてユーザ自身にデータを打ち込ませるしかない。
となると、打ち込ませるための工夫が必要である訳で、そこが腕の見せ所となる。
家庭内のあらゆる家電情報がすべてリンクしているのであれば、そんなことは考えなくてもいいのだが、そんな状況は少なく見積もってもあと10年は来そうにないので、ユーザの生活態度からある程度推測するしかないだろう。


大事なことは正確な値を測ることになく、「あなたは知らず知らずにこれだけ電気を使用していますよ」と教えてあげればいいのだ。
大まかな情報の視覚化でも、本人にとっては意外なことに気付くきっかけになるかもしれない。