久しぶりにプレイしたPSPのゲームから、なぜソーシャルゲームが流行り、スマートフォンでゲームする人が増えるのかを思い知るの巻
サカつく買いました。
往年のファンなので。
J.リーグ プロサッカークラブをつくろう! 7 EURO PLUS
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2011/08/04
- メディア: Video Game
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このゲーム自体は好きだし、これからも続けていくつもりだけども、久しぶりにPSPゲームをプレイした感覚から「こりゃスマホのゲームに移行するな」と思いました。
そのポイントを以下に挙げていきます。
- (処理的な意味で)始めるまで長い。
- (ゲームのデザイン的な部分で)始めるまで長い。
- 設定が多かったりして、とにかくゲーム本編を始めるまで長い。ゲームデザインとして、ゲームに集中できていないという何か矛盾したものを感じる。
- ボリュームを水増すための不要なイベントが多彩(ウザい)。
- いちいちロードがウザい。
- 前述のとおり。PSPの光メディアが原因。ネットからインストールするタイプにすりゃいいのにと思う。
- セーブが必要。
- iPhoneのゲームでセーブが必要なものでも、オートセーブだったりする。スマホが電話という制約もあるからだが、わざわざユーザーに手間をかけさせないというのは気楽で良い。
大きく分けるとPSPという端末の問題と、ゲームデザイン&UXの問題の二つになりそう。
PSPの問題は、光メディアによるロード時間の長さというところが一番大きい。
これが大きいストレスとなっている。
ゲームデザイン&UXは、今までのゲームの習慣をそのまま引き継いでしまっているという問題が見受けられる。
スマートフォンのゲームに慣れたユーザーからすると、何かとステップが必要になるPSPのゲームは手間がかかる=面倒くさいゲームという認識になるのではないかと思う。
遊びたいと思うゲーム要素を不要な修飾でゴテゴテにされたうえ、鬱陶しいイベントを押し付けられたりしたらもうやる気にならない。
なぜソーシャルゲームやスマートフォンにゲームが移行しているか。
理由は単純、簡単にゲームが始められるからだ。
コンシューマーゲームの制作者からすると、今のユーザーはせっかちだと思われるかもしれない。
もし本当にそう考えているとしたら、それは認識を誤っている。
昔は機体性能の制約から本体にカセットを挿入したり、CDの読み込み待ちをしないとゲームが出来なかった。
待たなければゲームができないということを理解していた。
つまり待つという習慣が身に付いていたからこそ、色んな設定やイベントの待ちを許容できたのだと思う。
今は言い訳無用でレスポンスが速い。
回線も速いし、十分な容量を端末自体が積んでいるからインストールも出来てしまう。
待たせる理由はなく、待たせていることを誤摩化すためのマジックも必要ない。
最速でゲームをすることができるのなら、それを提供しなければいけない。
これは本質への回帰ではないかと思う。
純粋にゲームを作るということが問われているのだ。
だから是非ともサカつくもドリキャスあたりの頃のシンプルさでiPhone版をリリースしてほしいと思う。