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仕事はサボらないと成果を残せない

一番大事な仕事は、新しい「何か」を生み出すことだ。
何かが職種によって異なるが、例えば自分だと、新しいコード、新しいサービス、アプリ、ユーザーインターフェイス、インタラクション・・・などなどといったところだ。
「何か」は成果物である。それがお金に直接換算されるものであることも多い。

その新しい「何か」を生み出せるかもしれないアイデアは、なぜか仕事中に突然降ってわいてくる。
そして「ああああああああああああああ」と思っているうちに去ってしまうのである。

降って来たアイデアで、成果を出すにはどうしたらいいのだろうか。
簡単だ。すぐに取りかかればいいのだ。

いや簡単じゃなかった。
なぜか、大抵アイデアが降ってくるタイミングというのは、手が離せないときなのだ。

そのときに生まれたアイデアを、その瞬間に行うか、それとも仕事が一段落するまで放っておくか、という選択を迫られる。
真面目に仕事をしなくちゃ、と考えているとどうしてもアイデアを伸ばすことを後回しにしてしまう。
そして、大人な対応でアイデアをやり過ごし、目の前の仕事をこなして一段落した頃にはアイデアの火は消えかかっているのだ。
一体何度、あのときすぐに実行しておけば良かった、と思ったことか。

アイデアを見つけたら、置いておくべきことはアイデアではなく、現在の通常業務である。
それが障害対応とか、明らかに時間に追われている場合は別として、待たせられる仕事なら構わず放ってしまおう。

仕事をサボる。
それから生まれたばかりのアイデアとしばらく向き合ってみよう。
こうでもしなければ新しい芽なんて出てきやしないじゃないか。

サボる、というのは何もしないことではない。
ただ寄り道をするだけのことだ。

そして、それがとても大事なことなのだと僕は思う。