ビジネスモデルより先にあるべきこと
先月たまたま購入したハーバードビジネスレビューが面白かったので、今月も購入してみました。題材は「ビジネスモデル」について。
読んで分かったことは、ビジネスモデルの重要さは前々から理解しているけれど、ビジネスモデルの構築は楽しめそうに無いなということだった。興味がない。先月号の「意思決定」に比べたら記事への関心度合いは1/3〜1/5くらいだと思う。
それでも興味深い記事というのはある。
SoupStockTokyoなどを運営しているスマイルズの社長、遠山正道氏のインタビュー記事。
題名は『ビジネスモデルとは「やりたいこと」の確信である』。
遠山:ビジネスモデルを考えるうえで最大のカギは、収益性ではありません。主語はビジネスではなく、「やりたいこと」なのです。
ビジネスを進める上で必ずやってくる苦しい場面。このときに、「やりたいことをやる意義」が無いと、踏ん張れないし、苦しい局面を打開できないという。
ビジネスモデルから企画を考えると、前例を追うことになる。似たようなアイデアがポロポロでてくる。斬新なアイデアは前例がないからスルーされる。そんな企画会議や何とか会議を経験した人も多いのではないだろうか。
先に「やりたいこと」があって、それを駆動力としてビジネスモデルを構築する、という手順を私は正しいと思う。
だいたい「あれが儲かりまっせ」というモデルがあるならみんなやってるだろうし、ということはレッドオーシャンな訳で、どのみちそう簡単には儲かるわけねえんだ。
そんなことをするくらいなら自分たちの哲学を持ち、そこから「やりたいこと」を掘り起こして、苦しくても前に進むだけの「意義」を見つけることに集中した方がいいと思う。
私が考える「やりたいこと」の定義は、ただ単に「おもしろそう」「格好よさそう」ということではありません。世の中にインフラとして存在したときの意義まで、確信できるということなのです。それをビジネスとして成り立たせていくことが得意な人は、たくさんいます。肝心なのは、やりたいことが明確であり、そのことに確信が持てるかどうかなのです。
そんな私は、やりたいことは不明確だし確信も持ててないんですけどね。
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先月号もおすすめです。というか先月号の方がおすすめ。