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シンプルに考えるとこんなにページ数は要らない - 『シンプル族の反乱』

シンプル族の反乱シンプル族の反乱
著者:三浦 展
販売元:ベストセラーズ
発売日:2009-07-09
おすすめ度:3.0
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シンプル族が増えて企業の売り上げが減りますよって話から入る訳だけれども、そもそも今までの日本が何でもかんでもマジョリティが正義みたいなところがあって、企業もそれに乗っかってただけじゃないかと。
若者が皆そろいも揃ってシンプル族になるわけではなく、単に価値観が多様化してきたというだけじゃないかな。
他人が決めた価値ではなく、自分が良いと思った物を選択出来る世の中になったのだとしたら(本来そうあるべきなのだが)、それは良いことだ。

まあ今までの物の売り方では、売り上げが伸びないのはしょうがない。会社経営者が戦後の大量消費的価値観のまま現状を突っ走ると火傷しますよって感じです。

新書で買うほどのもんではないです。