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過去記事置き場

YouTubeの評価システムが無意味だったらしい件について考察

YouTubeが5つ星級の発見:評価システムは無意味だった

TechCrunchのこの記事が面白いなと思ったのでちょっと自分なりに考えてみました。
元記事には、そもそもどうやって2つ星か3つ星か決めるのか、みたいなことが書いてありますが、それはひとまず置いておいて持論をちょっと展開してみます。

既存のテレビ方式なら有効

おそらくこの5段階評価システムは、テレビのように放映側がプログラムを組んでひたすらプッシュするタイプのメディアであれば有効だったと思います。
一方的に送られてくるコンテンツの中には自分が見たくない物も含まれていることが多々あったり、また見たい内容だったけれど、中身が薄かったりしたら、当然時間も拘束されている視聴者としては不満が出てきて、低評価を下したくなります。
配信側もこれをフィードバックとしてさらに配信プログラムに磨きをかけることが出来る訳です。

即座に検索できる仕組みがポイント

しかしながらYouTubeは、視聴側が見たい番組を自ら検索、探した上で動画を見るタイプです。であれば、そもそも大きく外したコンテンツが視聴されるということはあまりないはず。
意図した検索結果さえ表示されていれば、さほどユーザー側に不満が募るということはないと考えられます。
また、たまたま検索に引っ掛かったコンテンツが自分の見たい物と合致していなくても、再度検索を行えばいいわけで、チラ見しただけで余程腹の立つ内容でない限り、マイナス評価を加えることもないだろうとも予測出来ます。

5段階評価システムが間違っていたわけではない

YouTubeを既存のテレビに置き換えると、検索文字列が「チャンネル」、検索結果が「配信プログラム」と考えられないでしょうか。
となると、おそらくこの5段階評価システムは動画に対してよりも、検索結果に対して付け加えた方が、正しい結果を導けるのもしれませんね。

TechCrunchの記事の最後に書いてありますが、お気に入りやサムズアップ/ダウンの方がコンテンツの評価機構としては妥当だと、私も思います。