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80と20を隔てるもの

「80対20の法則」と呼ばれているものがある。
本にもなっているアレだ。



80の成果を生み出しているものは20の仕事である、と言われているが、ではそれをどうやって見分けるのかがわからなかった。
ふと、今朝思い立ったことを書いてみる。

20の成果しか生み出さない80の仕事の特徴


  • とっとと片付けて終わらせたいと思っている
  • 効率的に決まったやり方で片付けられればいいやと思っている
  • 勝ちパターンをいくつか覚えられればそれで満足

ここにあるのは、仕事を「処理」している姿だ。
重要なのは早く終わらせて報酬をいただくこと。
決して長い時間を掛けたいとは思わないもの。
妥協が許されるもの。

80の成果を生み出す20の仕事の特徴


  • 決まったやり方を嫌う
  • 常に探求していたいと考えている
  • 新しい方法を見つける事自体を楽しめる

決まったやり方を嫌う、というのは2番目の探求とセットになっている。
今まで知らなかったやり方で出来るかどうか試してみたいと考えるのだ。
20の成果の仕事が「処理」であったのなら、80の成果の仕事は「実験」である。
何よりもプロセスを楽しめることが重要だ。
仕事の結果から報酬をもらうのではなく、仕事そのものが報酬であるのがこのパターンではないだろうか。

20の成果の仕事は、効率と勝ち負け、そして報酬の世界が関係している。
選択肢は収斂されている方が良く、勝ちパターンを身につけることが重要になる。

対して80の成果の仕事は、非効率、実験、プロセスの世界だ。
この世界では、常に選択肢そのものを広げることが重要になる。
それは誰かが広げるのではなく、自分自身で選択肢を開拓していくのだ。
ここでは勝ちパターンを限定することは「負け」を意味する。
真の勝利はより多くのあらゆるパターンを見つけることにある。
これはまさに、イノベーターと言える。
好奇心と探究心に突き動かされて、行動すると80の成果の道に導かれる。