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過去記事置き場

笑わなくなると35歳独身限界説にぶち当たるのでは

はてブ界隈で話題になったこの話
第36回 結婚のすすめ(1) 35歳独身限界説 - 勝間和代の『誰でも出来る』日本支配計画

これを読んで、ふと笑うことと関係してるんじゃないかと思った。

笑うことは健康にいい。
しかし人が一人で笑うのは結構難しい。
笑わせる手法を高度化しないといけない。
前より面白いネタに出会わなければいけないし、なにより一人で笑った後の空しさに抗わないといけない。
一人で笑うことの、一番の難しさは心の底から笑いづらくなることだ。

若いと、一人でも爆笑できる、腹のそこから笑える。
でも年をとって、いろいろと頭をよぎる年齢に達したとき、それを維持できるかというと、ちょっと不安になる。

結婚するとなると、家に他人が居るわけで、普通に考えたら何かしらコミュニケーションをとっているはずだ。
会話の中では場を和ませる機会も増えるわけで、それにつられて人は笑う。
しかも直接的な対人関係で生まれる笑いは必ずしも高度でなくてよく、むしろ他人からみたらそれの何が面白いのと思ってしまうことも多い。
でもそれが親しい人同士だと笑えてしまうのだ。
子供が出来れば子供に笑う。
何か小さなうれしいことでも笑う。
超絶技巧の芸人を見つけ出さなくても、笑うことが出来る。

笑うことは健康にいい。精神的にいい。
これが35歳独身が壁にぶつかってしまう、と言うよりも結婚している人と差が出てしまう理由じゃないかと思う。

空気を読んだ笑いでもなく、見下しや卑下する笑いでもない。
会話や生活の中で生まれる自然な笑いを失ったとき、そのとき何歳であれ人生の壁にぶつかり、伸びしろがなくなる、という話なんじゃないかな。