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過去記事置き場

習慣が続かない

三日坊主とか、そんな生やさしい話ではなく、一回で終わる。
毎日書こうと思っても、翌日には昨日書いたからいいか、とサボる。
そんなことの繰り返しである。

行動分析学の本も読んだし、小さなたった一つの習慣が生活を改善するということを力説する本もいくつか読んだが、実践できていない。なんであれ、あの手の本は実践するのが難しいのだ。
これは意欲とか、意志とかの問題ではない。
自分自身の行動を客観的に把握して、オートマティックに正しい行動に戻せる機構を備えているか、ということだ。
ロケットで言うところのジャイロである。
そしてジャイロを動かすには、予め準備しておく必要があるのだ。

例えばチェックリスト。
しなければいけない行動があったとして、いざ始めるときに何をしようか考えている間にネットサーフィンを始めて時間を浪費してしまうことはないだろうか。僕はあります。というかそれしかない。
こうした事態に陥らないために、チェックリストがある。
始めの一歩、そしてその次の一歩、また一歩と、一度始めたら止めどきがわからなくなるくらいの小さなステップを明示する。
これはいわば矯正装置みたいなもので、本当に習慣化されるとチェックリストすら要らない。
自然とこなせるようになるから。

そういうわけだからチェックリストを簡単に作成できるアプリも買って、適当にチェックリストを作成してみた。
結果はまったく実行されなかった。
まずそもそもチェックリストが適当すぎた。
あれとこれとそれをやります、みたいなチェックリストは何の行動も促しやしない。

足を上げた後、10秒待ちます。待ちましたか?そしたら降ろしましょう。台所まで歩いてください。コップに水を注ぎましょう。飲み干してください。飲み干したコップは洗って元の場所に戻しましょう。部屋に戻ってください。

これくらい細かくしないと駄目だ。
手取り足取り。

行動のリストと言うと、どうしてもその標的となる行動そのものに目を向けがちである。
チェックリストの作成に失敗して感じたのは、行動に入る前の準備段階からルーチンを適用することが大事、ということだ。
準備をするところから、ルールを決めて厳格に行動すること。

ダラダラと過ごしてしまうことも多々有るので、ライフログを取るようにもした。
そうするとやはりネットばっかりやっている。大事なことにはまったく手を出していない。
データにすること。それを視覚化すること。
レコーディングダイエットじゃないけど、問題を見えるようにすると、解決策も自ずと見えてくる。
とはいうものの、ネットの切断なんてできない。どうしたらいいんだろうね、まったく。

問題は続く。