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過去記事置き場

才能とは観る力のことである

「観る」とは「見る」と違って、物理的に目で見えることではない。
「観る」とは視覚以外の五感を含めた、総合的な入力と想像力、それによって物事を認識する力だと考える。

「観る」は「認識する力」

これの逆が出力だ。
出力に才能は、あまり関係ない。
もしあなたがアインシュタイン級の頭脳と感性を持っていたと仮定する。
今のまま怠け惚けていたら(失礼)、斬新なナントカ理論は生み出されることはないだろう。
出力しなければ能力を示すことは出来ない。

出力する力は、ただ努力によって培われる。
マルコム・グラッドウェルの「天才!」では、達人に到達するまでほぼ例外無く一万時間の鍛錬が存在するとのこと。

出力は努力
 
観る力は、遺伝的なものから育った環境に至る部分で発達していくのだと思う。
このときに培われた認識は、おそらく人それぞれ違うだろう。
頭の中でリンゴを思い浮かべると、細かなところで違いが出てくる。
におい、重さ、色や表面のざらつき、味の違い。
そしてこの認識を他人と比較したり共有したりすることはできない。
なぜならば、この世に、完全に相手になり変わる手段が存在しないから。

観る力は個々人で全く違う

オリジナルや才能というものは、各個人の「観る力」の違いのことなのだ。
誰しも他人に無い視点を持っている。
努力することなく、ただ生きているだけで身についた、この世界にたった一つしかない大切な視点。
これこそが才能の正体だと、僕は思う。

結論:才能は誰にでもある。ただし、有効利用するには努力が必要。


天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
著者:マルコム・グラッドウェル
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